くらしの健康診断
2026年05月13日 [くらしの健康診断]
越境した庭木の枝、どうする?隣人トラブルを避けるためのポイント

みなさん、こんにちは!司法書士の清水です。
当所では常時50名近くの方の被後見人(任意後見含む)の生活をサポートしております。
認知症の発症により日常生活が困難になった本人をサポートする後見人に家庭裁判所から選任された際には早急に対応しないといけないことが多くあります。
そのうちのひとつが、自宅の管理です。特に一戸建てを所有されている方の場合は、庭木の手入れができておらず、隣家まで庭木や垣根が伸びてしまっている、ゴミが放置されたまま異臭を発しているなど近隣の方の生活を脅かしてしまっていることもあります。
後見人として自宅の現況確認に出向いた際に、近所の方からよく質問されることがあります。
再三にわたって切るようお願いしていたところ、いつの間にか施設に入られたようで、どうしていいかと悩んでいた。勝手に枝を切ってしまったら、問題になるのでしょうか?
改正前までは、自分で切除することは出来ず、庭木の持ち主にお願いして切除してもらうしか方法はありませんでした。
@持ち主に依頼したにもかかわらず切除してくれない
A持ち主の所在がわからない
B放置していると木の枝が折れて落下する危険性があるなど、急迫の事情がある
※越境している根については、民法改正前から、隣人であっても自らの土地に越境してきた根を切除することができます。
♦事前に持ち主ときちんと話し合いましょう。
法律的に認められるようになったとはいえ、いきなり切除するのはトラブルを招く可能性があります。まずは持ち主と話し合いの場を設けることが重要です。
♦適切な範囲で切除しましょう。
自分の土地に越境している枝のみを切除し、それ以上の部分に手をつけないよう注意しましょう。
♦証拠を残しましょう。
トラブル防止のために、越境している状態や切除後の写真などの記録を残しておいたほうがよいでしょう。
常日頃から近隣住民との関係を良好に保っておくことが、トラブルを未然に防ぐために非常に重要です。日常的な付き合いの中で信頼関係を築き、トラブルが発生しにくい環境を作っておきましょう。
例えば、ちょっとしたことでよいと思います。
隣人と顔を合わせたときには、軽い挨拶を心がけることが基本です。小さな交流でも、挨拶をすることで日常的な信頼関係が生まれます。
日常的なコミュニケーションを大切にすることが大事です。
そのような関係性を保っておけば、越境する木の枝や音の問題などトラブルが発生した場合は、早めに話し合いを持つことができるようになると思います。
放置すると状況が悪化しやすいため、問題が小さいうちに解決することが望ましいです。
当所では常時50名近くの方の被後見人(任意後見含む)の生活をサポートしております。
認知症の発症により日常生活が困難になった本人をサポートする後見人に家庭裁判所から選任された際には早急に対応しないといけないことが多くあります。
そのうちのひとつが、自宅の管理です。特に一戸建てを所有されている方の場合は、庭木の手入れができておらず、隣家まで庭木や垣根が伸びてしまっている、ゴミが放置されたまま異臭を発しているなど近隣の方の生活を脅かしてしまっていることもあります。
後見人として自宅の現況確認に出向いた際に、近所の方からよく質問されることがあります。
質問
お隣の木の枝が私の家の敷地まで伸び秋口からたくさんの枯れ葉が落ちて困っていた。再三にわたって切るようお願いしていたところ、いつの間にか施設に入られたようで、どうしていいかと悩んでいた。勝手に枝を切ってしまったら、問題になるのでしょうか?
回答
2023年4月の民法改正により、越境されてきた側も切除できるようになりました。改正前までは、自分で切除することは出来ず、庭木の持ち主にお願いして切除してもらうしか方法はありませんでした。
切除できる条件
原則として持ち主が切除するのが基本ですが、以下のような場合には切除することができます。@持ち主に依頼したにもかかわらず切除してくれない
A持ち主の所在がわからない
B放置していると木の枝が折れて落下する危険性があるなど、急迫の事情がある
※越境している根については、民法改正前から、隣人であっても自らの土地に越境してきた根を切除することができます。
トラブルを避けるための注意点
♦事前に持ち主ときちんと話し合いましょう。
法律的に認められるようになったとはいえ、いきなり切除するのはトラブルを招く可能性があります。まずは持ち主と話し合いの場を設けることが重要です。
♦適切な範囲で切除しましょう。
自分の土地に越境している枝のみを切除し、それ以上の部分に手をつけないよう注意しましょう。
♦証拠を残しましょう。
トラブル防止のために、越境している状態や切除後の写真などの記録を残しておいたほうがよいでしょう。
近隣の人との関係性を保つには
庭木の越境だけではなく、騒音、境界、擁壁や雨水など、近隣トラブルのタネは枚挙にいとまがありません。常日頃から近隣住民との関係を良好に保っておくことが、トラブルを未然に防ぐために非常に重要です。日常的な付き合いの中で信頼関係を築き、トラブルが発生しにくい環境を作っておきましょう。
例えば、ちょっとしたことでよいと思います。
隣人と顔を合わせたときには、軽い挨拶を心がけることが基本です。小さな交流でも、挨拶をすることで日常的な信頼関係が生まれます。
日常的なコミュニケーションを大切にすることが大事です。
そのような関係性を保っておけば、越境する木の枝や音の問題などトラブルが発生した場合は、早めに話し合いを持つことができるようになると思います。
放置すると状況が悪化しやすいため、問題が小さいうちに解決することが望ましいです。



