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くらしの健康診断
2025年12月10日 [くらしの健康診断]

未来のために今できること〜家族と良好な関係づくりのために〜

未来のために今できること
みなさん、こんにちは!司法書士の清水です。
早いもので師走に入りました。
年末年始には離れて暮らすお子さんと顔を合わせる機会があるかもしれません。家族が一堂に会する貴重な時間は、家族との関係性を見直し、絆を深める絶好の機会でもあります。
身近な存在である家族は、その近さゆえに、時としてその存在のありがたみを感じにくくなってしまうことがあります。
私自身も日ごろの家族との関係性について自戒を込めながら、本ブログでは、これから介護が必要となる親世代、そして親を支える子世代の皆さんにとっての家族の大切さを再認識し、絆を深めることの意味を考えてみます。


存在が当たり前に
家族は常にそばにいるため、その存在が当たり前のものとなり、日常の忙しさに追われることで家族との時間が「普通」になり、感謝の気持ちが薄らいでしまうのではないでしょうか。
また、仕事や学校、趣味や友人関係など、様々な活動に追われる中で、家族との時間が後回しにされることが少なくありません。
スマートフォンの普及により、家族と同じ空間にいても、他者とのやりとりを優先したり、ネットの世界に没頭してしまうことが増えています。その結果、家族との交流が希薄になり、ありがたみを感じる機会が減ってしまっている気がします。

家族のありがたみを再認識することの意味
家族の存在を当たり前と思わず、感謝の気持ちを持つことは、私たちの生活をより豊かにします。
特に老後の生活が豊かで充実したものとなるかどうかは、これまでの人生で築いてきた人間関係の積み重ねによって左右されるといっても過言でないと思います。
年齢を重ねていくにつれ、他者のサポートやケアを受ける必要性は高まりますので、家族との関係は非常に重要です。
例えば介護が必要になった時に多くの人が、プロの介護サービスに頼ることを考えると思います。
しかし、現実は必ずしもその通りにはいかないことが多いのです。
介護職の人手不足、介護保険だけでは賄えない場合の自己負担費用の支払いが必要となるなど、すべてをホームヘルパーなどのプロに委ねることは難しい状況にあります。
また、どのような治療方法を選択するかなど重要な決定をしないといけない時には、本人だけだと不安でしょうから、医師からの病状説明に家族が同席するなど、家族が精神的な支えになってくれるような場面も増えていきます。

今すぐにできることは?
高齢になってから急に子どもたちと良好な関係を築こうとしても、それは容易なことではありません。親子関係や家族の絆は、長い年月をかけて育まれるものです。
言うは易く行うは難しでもありますが、家族とのコミュニケーションを大切にし、小さな感謝の言葉や行動を積み重ねることが重要です。
電話やLINEでもよいので感謝の言葉を伝えることを意識したり、短時間でもよいので、定期的に家族で過ごす時間を設けることが、私たちが今からでもできることなのではないでしょうか。

年末年始は絆を深めるための絶好のチャンス
年末年始を一緒に過ごすことで、家族の絆が強まります。
例えば、お正月の準備や大みそかのカウントダウン、初詣など、ふだんとは異なる時間を共に過ごすことで、共通の思い出が増えます。
そして、一年の締めくくりとして感謝の意を表し、新たな一年を迎えるにあたり、互いの存在の大切さを再確認することができるでしょう。
また、年末年始は、家族の将来について話し合う良い機会でもあります。
新しい年を迎えるにあたり、親子でどのような1年にしていきたいのか目標や計画を共有し、そのためにお互いがどのようなサポートをできるのか確認しやすいのではないでしょうか。

家族との良好な関係を築くための努力は、一朝一夕に成果が現れるものではありません。
しかし、積み重ねることで、将来にわたって持続可能な関係を築くことにつながります。
今からできることを意識して始めてみましょう。

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