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くらしの健康診断
2026年06月10日 [くらしの健康診断]

高齢者施設探し よくある質問

よくある質問
みなさん、こんにちは!
司法書士の清水です。
以前のコラムで、高齢者施設探しを行う上でいくつかの注意点をご紹介いたしました。

★過去コラム★
「施設を探す前に〜考えるべきポイント」

「施設見学の際に〜良い施設か見分けるポイント〜」

今回はお客様からよくご質問いただくことについて、司法書士の立場からの回答をご紹介いたします。

Q.子どもに迷惑をかけたくないので、いずれかは施設に入ろうと考えています。いつの時点から施設探しを始めたほうがよいのでしょうか?
A.
報収集はお元気なうちから、早いうちに始めましょう!とお伝えしています。
終の棲家になるところですから、資料を請求し紙面上で検討するだけではなく、実際の施設に見学に行かれ、ご自身の五感を研ぎ澄まして、雰囲気を体感してみることをお勧めしています。
まだまだ入居を検討するまで時間的に余裕がある方は、施設によってはボランティアを受けいれていることも多いので、例えばボランティアとしてちょっとしたお手伝いをしてみて、実際に施設スタッフの対応を観察してみるのもひとつかもしれません。


Q.両親が「そろそろ施設探しをしようか」と言い出しました。子どもとしては少し、複雑な気持ちになります。

A.
お子さんとしては親御さんの老後を支えられないことに罪悪感や気まずさを感じてしまうかもしれません。中には親御さんの老いを受け入れられずに「まだ、早いんじゃない?」と引き留めてしまう方もいらっしゃいます。
一昔前と違って、今は高齢者マンションのようなお元気な人がサポートを受けて暮らせるような施設もできています。
後ろ向きになる前に、親御さんと一緒に施設見学に行ってみてはいかがでしょうか。

Q. グループホーム、特別養護老人ホーム、有料老人ホームの違いはなんですか?

A.
施設ごとに特徴や入居できる対象者が異なります。


◆グループホーム
5〜9人ぐらいの小規模の施設です。
認知症の診断を受けていることが必要です。通常は要介護認定で要支援2以上の人が対象です。
入居を希望される場合は、各グループホームに直接申し込みます。

◆特別養護老人ホーム(特養)
特養は、入浴、排せつ、食事の介護など日常生活を行う上で常時介助が必要な人も生活できる施設です。
原則、 要介護認定で要介護3以上の人が対象です。
横浜市の場合は「特別養護老人ホーム入所申込受付センター」に申し込みます。
入所の順番は申込み順ではなく、「横浜市特別養護老人ホーム入退所指針」に基づき必要性・緊急性の高い方から入所できるようになっています。入所申込者の要介護度、世帯状況等を点数化され、点数の高い方から入所できる仕組みです。

◆有料老人ホームは
特養のようにお身体の状態に応じて入浴、排せつ、食事の介護などが提供される施設です。
介護だけではなく、余暇活動支援やレクリェーションなど、さまざまなサービスが提供され、施設の環境やサービスの質は多様です。
施設によって異なりますが、要介護認定のない人から、要介護認定を受けた人まで、幅広く受け入れることがあります。
入居を希望される場合は、各施設に直接申し込みます。

Q. あいおいさんが施設選びをする時は、どのようなことを考えて選んでいますか?

A.
当所では常時50名近くの方の被後見人(任意後見含む)の生活サポートをしているので、施設選びをする機会が多いです。
その時、大切にしていることをご紹介します。

・今の心身の状況だけで選ばない
日常生活を送るために最低限必要な日常的な動作(起居動作・移乗・移動・食事・更衣・排泄・入浴・整容)であるADL状況から、その人の今、必要な介護や介助が受けられる環境を選ぶことは大切です。
ただ、既往歴や生活歴をふまえて、今後、必要となりうる介護や介助も想定しています。
特に立ち仕事や体を使った仕事をされていた場合は、晩年になると足腰や股関節の不具合が起こりがちなので、どのようなお仕事をされてきたかということもふまえるようにしています。
看護師が24時間体制で配置されていない施設の場合は、胃ろうや痰の吸引、インシュリン投与や点滴など夜間の医療的ケアが必要なお身体の具合になった時に対応できなくなってしまいます。
これまで様々な病気にかかられ、現状でも医療的ケアを継続的に受けている方の場合は今、必要ではなくても看護師が24時間体制で配置されている施設を選ぶようにしています。

・料金だけで選ばない
特に有料老人ホームは高級なところから比較的リーズナブルな施設など、様々なので月額利用料や入居一時金などに幅があります。
もちろん、ご本人の預貯金額や収支状況、現金化できる不動産の有無など資産状況をふまえて、資金ショートしないシュミレーションをしっかりした上で、施設選びをしています。
ただ、単純に高級なところを選べば質の高いサービスが保証されるわけではありません。
運営している法人が信頼できるところなのか、財政状況の悪化などで撤退・倒産することがないのかも慎重に見極めています。

・性格やこれまでの生活歴をふまえて選ぶ
一昔前の施設のイメージしかないご親族の場合、「特養は大人数がいるから、スタッフにかまってもらえず寝かせきりにさせられてしまう。少人数でスタッフがかかわってくれるグループホームのほうがよい」と言われる方もよくいらっしゃいます。
ご心配やご不安なことを理解した上で、当所では、ご本人にとって一番居心地のよい環境は何なのかを一緒に考えていきましょうとお伝えしています。

顔と名前が一致するくらい少人数の入居者しかいないとスタッフが濃密なかかわり方をしてくれるので安心です。
しかし、大半の時間をリビングでみんなで過ごす家庭的な環境を特徴にしているところが多いグループホームの環境に合わない方もいらっしゃいます。
例えば、若いころからひとりで行動するのが好きで、晩年もデイサービスなどに通うのを敬遠し家で読書などをして静かに生活をするのを好んでいた方がいたとします。
そのような方にとっては手狭で限られた空間の中に四六時中、人の気配がすることに居心地が悪いと感じてしまうことが往々にしてあります。

また、スタッフだけではなく入居者との距離も近くなりますので、すでに入居されている方との相性も気にしなければいけません。
当所で入居先を検討する際には、日々の生活の場所なので、雰囲気やスタッフの接遇やケアの質はもちろんのこと、すでに入居されている方の中にスムーズに馴染むことができるかについても考慮しています。

ちなみに、特別養護老人ホームにマイナスのイメージをお持ちの方もよくいらっしゃるのですが、10名程度を「ユニット」とする少人数のグループに分けて介護サービスを提供したり、相部屋(4人部屋)ではなく全室個室のところも増えています。
同じ種別であっても、まったく雰囲気が違いますので、実際の施設を見学してみるのが一番であることをお伝えしています。






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