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くらしの健康診断
2024年07月10日 [くらしの健康診断]

老後のお金の管理:どうしたら困らない? A

どうしたら困らない? A
みなさん、 こんにちは!
司法書士の清水です。
当事務所は2001年開業からこれまで2000人以上の方々の「くらしや住まい」に関するご相談やサポートをしてまいりました。
ここ数十年の間に、 日本社会は少子高齢化が急速に進み、 また家族の有り様も大きく変わりました。
このプログでは、豊かなくらし実現のために役立つテーマを選び、みなさまに定期的にお届けしております。
今回は老後のお金の管理上のトラブルの一例をご紹介し、 どうすればよかったのか事前にできる準備や予防策をお伝えします。
*予防策はあくまでも1つの例です。家族関係や資産状況などご本人をとりまく状況によって変わります。
*プライバシーを考慮し、事実関係の一部を変更しています。あらかじめご了承ください。


一人娘である私は年を重ねた一人暮らしの母の行く末を気にかけ、小まめに実家に出向き母の生活をサポートしている。母自身が預貯金を管理しやすいように使っていない銀行口座を解約し、ひとつの銀行に預貯金のすべてを移した。
本人が認知症になった場合、窓口で手続きしないでも子どもが預金をATMで引き出せるように、キャッシュカードの保管場
所と暗証番号を共有し万全にしておいた。
何年かして母が認知症になってしまった。前もって想定していたとおり、母に代わって子どもがATMで預金を引き出すことで間題なく生活できていた。
しかし、ある日突然、キャッシュカードの磁気不良でATMの利用ができなくなってしまった。銀行の窓口にいってATMの再発行を求めると後見人をつけることを銀行から求められ困惑している。

キャッシュカードの破損や紛失のリスクがあることから、 銀行の一本化は必ずしも得策ではありません。
本人ではないとキャッシュカードの再発行手続きができない銀行大半なので、認知症の方の場合は手続きが難しくなります。
銀行を一本化せずに、例えば2つの銀行に生活費として使える預金をわけておくこともひとつの手でしよう。
また、本人が認知症になる前のお元気なうちに銀行でご家族と一緒に「代理人カード」の発行手続きを行うことをお勧めします。家族が親御さんのキャッシュカードを使わずに代理人力ードを使って、本人の口座から入出金を行うことができるようになります。本人が暗証番号を忘れても他の家族が覚えているので安心ですし、親の預金口座の金銭の管理がしやすくなります。

ただし、1つ注意しておいてほしいことがあります。
代理人カードの仕様の前提として口座名義人である本人の判断能力がしっかりしていることが必要となります。
認知症が進み意志判断能力が著しく低下した場合には、カードが使用できなくなる可能性が出てきます。
ご本人の心身の状況および将来の支援を考えながら、先手先手で手段を考えていきましょう。


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