その他
2026年11月10日 [その他]
障がいのある方とのコミュニケーションの難しさ

みなさん、こんにちは!
後見担当事務です。
当所では常時50名近くの方の被後見人(任意後見含む)の生活をサポートしております。
50代後半〜90代後半と中高年の方が多く、認知症がきっかけで後見人が就任となる場合が大半です。
しかし、最近、知的障害や精神障害をお持ちの方を担当する機会も増えており、かかわり方が難しいなぁと悩むことがたくさんあります。
困難なことに、どのように対処しているかの例を挙げてみます。
また、質問する際に返答するのに不要に悩ませないよう、「はい」か「いいえ」の二者択一で回答できる質問ばかりをしてしまと、知的障害の方の中には、よくわからなくても、反射的に「はい」と返事をしてしまう場合もあります。
その上で言葉や質問の仕方をかえてみたり、重要なことは、質問をかえて何度かくりかえし確認していきます。
例えば、よくあるケースとして下記のようなことが挙げられます。
・物事を極端に白黒で捉え、例えば、「完璧にやり遂げられなければ、全てが無意味だ」と考えてしまう場合
試しにやってみる、やりながら考えるという選択肢がないので、行動に移すことができない。
・一度の失敗などの出来事を基にして、これからも全てが同じように悪い方向に進むと考えてしまう場合
過去の経験を基準に将来について最悪のシナリオを想定し、それが必ず起こると信じている。「自分は何をやっても失敗する」と思い込み、新しいことにチャレンジできない。
・自身に起こる困難や自分自ら招いた失敗なども全て外部の要因や他人のせいにしてしまう場合
「自分の人生がうまくいかないのは、すべて○○のせいだ。今も、わざと失敗させようと画策している」と自身を守り、現実逃避をするようなことを言うため、原因を招いたと思い込んだ人を執拗に攻撃するため、人間関係が破綻してしまう。
統合失調症の方が場合は、病的な被害妄想が入るので、かかわりが余計難しい。
もちろん、相手の言葉の裏にある感情、その言葉を発する経緯を理解しようとする姿勢をもつことは大切だと思いますが、事実を誤って認識している話を許容し、あたかもこちらもその内容に同意・賛同しているように受け取られてしまわないように気を付けています。
相手の考えたことを頭ごなしに否定するのではなく、「ごめんなさい、○○さんの考えていることが、私はまだよくわからない」など、やんわりと逃げの一手をとります。
同意・賛同していると受け取られることで、相手の誤った認識がますます強化されてしまうかもしれないからです。
そういう意味では、話を聞きすぎない(深堀りしすぎない)ようにもしています。
ここで難しいのは信頼関係を構築する上での大きなベースとなる、話を聞いてくれることや自分の立場に共感してくれることへの安心感との両立です。相手がストレスなく自分のことを話してくれるためには、どうしたらよいか、正解はないのでかかわり方を絶えず模索しています。
また、最初から認知のゆがみによる誤った認識であると決めつけないようにしています。
例えば、施設スタッフに対する被害的な発言が本人からあった時には、スタッフ側にも客観的な第三者の立場から事実関係を確認することを怠らないようにしています。
以上は困難を感じていることの一例です。
対人関係に正解はありませんし、ご本人の身体状況や取り巻く環境の変化に伴い刻々と変化していきますので、柔軟に対応することが求められます。
担当スタッフの方に相談したり、事務所の他の所員と対応方法を協議したり、試行錯誤の日々です。
後見担当事務です。
当所では常時50名近くの方の被後見人(任意後見含む)の生活をサポートしております。
50代後半〜90代後半と中高年の方が多く、認知症がきっかけで後見人が就任となる場合が大半です。
しかし、最近、知的障害や精神障害をお持ちの方を担当する機会も増えており、かかわり方が難しいなぁと悩むことがたくさんあります。
困難なことに、どのように対処しているかの例を挙げてみます。
コミュニケーションの問題
これは、認知症の方にもあてはまることでもありますが、話を理解され、会話が成立しているように思えても、じつはわからないことをわからないと言えないため、話の調子をあわせて表面上、取り繕ってしまわれる場合もあります。また、質問する際に返答するのに不要に悩ませないよう、「はい」か「いいえ」の二者択一で回答できる質問ばかりをしてしまと、知的障害の方の中には、よくわからなくても、反射的に「はい」と返事をしてしまう場合もあります。
<対応方法>
本題に入る前の雑談の中で相手が答える範囲に制約を設けず、自由に答えてもらうような質問の仕方「これについてどう思う?」「どんなものが好き?」などを用いて理解度を確かめます。その上で言葉や質問の仕方をかえてみたり、重要なことは、質問をかえて何度かくりかえし確認していきます。
認知のゆがみの問題
精神障害の方の中には、現実を歪んで認識することで、ご自身にとってマイナスで非合理的な思考パターンに陥り、他者からみると理解し難い言動になり人間関係に多大な影響を及ぼしてしまう場合もあります。例えば、よくあるケースとして下記のようなことが挙げられます。
・物事を極端に白黒で捉え、例えば、「完璧にやり遂げられなければ、全てが無意味だ」と考えてしまう場合
試しにやってみる、やりながら考えるという選択肢がないので、行動に移すことができない。
・一度の失敗などの出来事を基にして、これからも全てが同じように悪い方向に進むと考えてしまう場合
過去の経験を基準に将来について最悪のシナリオを想定し、それが必ず起こると信じている。「自分は何をやっても失敗する」と思い込み、新しいことにチャレンジできない。
・自身に起こる困難や自分自ら招いた失敗なども全て外部の要因や他人のせいにしてしまう場合
「自分の人生がうまくいかないのは、すべて○○のせいだ。今も、わざと失敗させようと画策している」と自身を守り、現実逃避をするようなことを言うため、原因を招いたと思い込んだ人を執拗に攻撃するため、人間関係が破綻してしまう。
統合失調症の方が場合は、病的な被害妄想が入るので、かかわりが余計難しい。
<対応方法>
相手の話を注意深く、共感的に聞く「傾聴」が大切であると福祉や医療の世界で言われていますが、難しさを感じます。もちろん、相手の言葉の裏にある感情、その言葉を発する経緯を理解しようとする姿勢をもつことは大切だと思いますが、事実を誤って認識している話を許容し、あたかもこちらもその内容に同意・賛同しているように受け取られてしまわないように気を付けています。
相手の考えたことを頭ごなしに否定するのではなく、「ごめんなさい、○○さんの考えていることが、私はまだよくわからない」など、やんわりと逃げの一手をとります。
同意・賛同していると受け取られることで、相手の誤った認識がますます強化されてしまうかもしれないからです。
そういう意味では、話を聞きすぎない(深堀りしすぎない)ようにもしています。
ここで難しいのは信頼関係を構築する上での大きなベースとなる、話を聞いてくれることや自分の立場に共感してくれることへの安心感との両立です。相手がストレスなく自分のことを話してくれるためには、どうしたらよいか、正解はないのでかかわり方を絶えず模索しています。
また、最初から認知のゆがみによる誤った認識であると決めつけないようにしています。
例えば、施設スタッフに対する被害的な発言が本人からあった時には、スタッフ側にも客観的な第三者の立場から事実関係を確認することを怠らないようにしています。
以上は困難を感じていることの一例です。
対人関係に正解はありませんし、ご本人の身体状況や取り巻く環境の変化に伴い刻々と変化していきますので、柔軟に対応することが求められます。
担当スタッフの方に相談したり、事務所の他の所員と対応方法を協議したり、試行錯誤の日々です。




