親の介護
2027年05月31日 [親の介護]
「職場に迷惑をかけている気がする…」介護と仕事を両立する人の心の負担

親の介護をしながら仕事を続けている方から、よく聞く言葉があります。
「周りに迷惑をかけている気がして、申し訳ないんです」
実際には職場が理解を示してくれていても、そう感じてしまう方がとても多いのです。
急な予定変更が続くことへの後ろめたさ
介護が始まると、どうしても予定どおりにいかないことが増えます。・急な通院の付き添い
・施設や病院からの連絡
・思いがけない体調の変化
自分ではコントロールできない事情であっても、仕事を調整するたびに「またお願いしてしまった」と感じてしまう。
この積み重ねが、心の負担になっていきます。
周囲は気にしていなくても、自分が気にしてしまう
同僚や上司が「大丈夫ですよ」と声をかけてくれても、本人の中では、・評価が下がっているのではないか
・戦力として見てもらえていないのではないか
・これ以上頼れないのではないか
といった不安が消えません。
これは責任感が強い方ほど感じやすい傾向があります。
仕事にも介護にも全力を出せていない感覚
介護と仕事を両立していると、どちらにも十分に向き合えていないように感じる瞬間があります。仕事中は親のことが気になり、介護の場面では仕事のことが頭に浮かぶ。
その結果、「どちらも中途半端なのではないか」と自分を責めてしまう。
しかし、それは両立している人に共通する感覚でもあります。
「迷惑をかけてはいけない」という思い込み
多くの方が、知らず知らずのうちに「迷惑をかけてはいけない」という前提で自分を縛っています。けれど、仕事も介護も、そもそも一人で完結するものではありません。
誰かの助けを借りながら成り立つのが、現実の社会です。
長く続けるためには、自分を追い詰めないこと
介護は、いつまで続くか分からないものです。短期間なら無理もできますが、長く続く場合、無理を重ねるほど心と体のバランスが崩れてしまいます。
大切なのは、「頑張り続けること」ではなく、続けられる状態を保つことです。
周囲に頼ることは、責任を放棄することではない
周囲に相談したり、仕事の調整をお願いしたりすることに、後ろめたさを感じる必要はありません。むしろ、状況を共有しておくことで、無理のない形で役割を果たし続けることができます。
あいおい事務所でも、介護と仕事の両立に悩まれている方に対して、制度や手続きだけでなく、「どう気持ちを整理するか」という点も含めてお話を伺っています。
両立しているだけで、すでに十分向き合っている
介護と仕事を両立しているということ自体が、決して当たり前ではない、大きな努力の積み重ねです。完璧にできていないと感じる日があっても、それは決して不足ではありません。
少し肩の力を抜きながら、無理のない形を探していくことが、結果として一番の支えになります。




