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親の介護
2027年05月24日 [親の介護]

仕事を続けるために“完璧な介護”を目指さないという選択

仕事のため“完璧な介護”を目指さない選択
こんにちは。司法書士の清水です。
ここまで、親の介護と仕事を両立する中で、多くの方が感じる悩みや葛藤についてお話ししてきました。
その中で、知らず知らずのうちにご自身を苦しめてしまう大きな原因の一つが、
「きちんと介護をしなければ」
「自分がしっかり支えなければ」
という思いです。
責任感が強い方ほど、完璧な介護を目指してしまいがちです。

介護には、もともと「正解」がありません
仕事には評価基準がありますが、介護には明確な正解がありません。
どこまでやれば十分なのか、どこからがやりすぎなのか、線引きがとても難しいものです。
だからこそ、多くの方が「これで本当にいいのだろうか」と自問しながら、無理を重ねてしまいます。
しかし、介護は本来、誰か一人が完璧に担うことを前提としたものではありません。

全部自分でやるほど、続かなくなる
例えば、
・通院のたびに必ず付き添う
・手続きや連絡をすべて自分で抱える
・親の希望をすべてかなえようとする
こうした形は、短期間であれば可能でも、長く続けることは難しくなります。
介護は、いつまで続くか分からないからこそ、最初から頑張りすぎないことが大切です。

任せることは、冷たいことではない
介護サービスや周囲の支援を利用することに「親を他人に任せてしまうようで気が引ける」と感じる方も少なくありません。
ですが、外部の力を借りることは、決して親との関係を薄くすることではありません。
むしろ、無理を減らすことで、親と向き合う時間や気持ちの余裕を保つことができます。

守るべきは、自分の生活でもある
子ども世代には、
・自分の仕事
・配偶者との生活
・子どもの将来
・自分自身の健康
守るべきものがすでにたくさんあります。
それらを犠牲にしてしまう形では、介護そのものが長続きしません。
介護と自分の生活は、どちらかを選ぶものではなく、
両方が続く形を探していくものです。

少し余白を残すことが、結果的に親の安心につながる
余裕がなくなれば、気持ちも疲れてしまいます。
けれど、少し余白があれば、穏やかに接することができる。
それが、親にとっても一番安心できる姿かもしれません。
あいおい事務所では、制度や手続きのご説明だけでなく「どこまで頑張ればよいのか」「どこから頼ってよいのか」を、ご家庭の状況に合わせて一緒に整理しています。
完璧を目指さないことは、決して手を抜くことではありません。
長く支えていくための、大切な準備の一つです。