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親の介護
2026年11月16日 [親の介護]

介護は誰が担う?兄弟姉妹がいても、結局一人で抱え込んでしまう理由

介護は誰が担う?一人で抱え込んでしまう理由
こんにちは。司法書士の清水です。
親の介護が現実味を帯びてくると、多くの方がこう思います。
「兄弟姉妹がいるのだから、みんなで分担できるはずだ」と。
しかし実際には、兄弟姉妹がいても、介護の中心を担う人は一人になりがちです。
そしてその人ほど、「なぜ自分ばかり…」という思いを心の奥に抱えています。

自然と「動ける人」に役割が集中する
介護が始まると、特別な話し合いをしなくても、役割が自然に決まってしまうことがあります。
・実家の近くに住んでいる
・比較的時間の融通がきく
・長男・長女である
・親から頼られやすい
こうした理由から、「あなたが一番動きやすいから」という空気が生まれます。
本人も、「自分がやるしかない」と納得しようとします。
けれど、納得と無理は紙一重です。

「言えばいいのに」が一番難しい
周囲からは、「大変なら兄弟に言えばいいのに」と言われることがあります。
しかし、実際にはとても言いづらいものです。
・迷惑をかけたくない
・関係が悪くなるのが怖い
・自分が我慢すれば丸く収まる
こうした思いが積み重なり、気づけば一人で抱え続けてしまいます。
介護のしんどさよりも、人間関係への気遣いの方が苦しくなることも少なくありません。

介護の負担は「見えにくい」
介護は、目に見える作業だけではありません。
・通院の付き添い
・役所や施設とのやり取り
・お金の管理
・親の感情の受け止め
これらは、実際に関わっていないと分かりづらい負担です。
そのため、他の兄弟姉妹からは「そこまで大変だとは思わなかった」と言われることもあります。
この認識の差が、さらなる孤独感を生みます。

不公平感は、後から大きな溝になる
介護の最中は我慢できても、
・相続の場面
・親が亡くなった後
に、これまでの不満が一気に表に出ることがあります。
「介護してきたのに評価されない」
「金銭的な負担も自分だけだった」
こうした感情のもつれは、家族関係に深い傷を残すこともあります。
介護は、将来の相続とも無関係ではありません。

早めに役割と負担を見える形にする
介護が本格化する前、または始まったばかりの段階で、
・誰が何を担うのか
・時間的な負担はどう分けるのか
・お金の負担はどう考えるのか
これらを一度整理しておくことが大切です。
完璧な答えでなくても構いません。「話し合った」という事実が、後のトラブルを防ぎます。

一人で抱え続けないために
介護は、家族だけで何とかしようとすると、どうしても限界がきます。
第三者が入ることで、感情ではなく「整理された話」として向き合えることもあります。
あいおい事務所では、介護に関わる手続きやお金の整理だけでなく、ご家族間のバランスや将来を見据えた視点からも、丁寧にお話を伺っています。
「自分が我慢すればいい」と思っている方ほど、少し立ち止まって考えてみてください。
介護は、誰か一人が背負うものではありません。