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くらしの健康診断
2025年06月20日 [くらしの健康診断]

不動産トラブルが急増中!押し買いや空き家問題を防ぐ10のチェックポイント

不動産トラブル
こんにちは。司法書士の清水です。

前回のブログで紹介しましたが、不動産にまつわる様々なトラブルが増えています。
これは高齢者に限ったことではりません。
空き家のトラブル(近隣迷惑、特定空き家指定、共有など)、自宅を不動産業者に売却したうえ賃借するサブリース契約トラブル、不動産業者の説明不足・不誠実な対応によるトラブル、相続登記を長期間放置したことによるトラブル、高齢者の方を狙った“押し買い”トラブルには注意が必要です。

皆様が安心して大切な不動産を守れるよう、「不動産トラブルを未然に防ぐための10のチェックポイント」を分かりやすくご紹介いたします。

トラブルを防ぐ!10のチェックポイント

@ 突然の訪問営業には応じない
「今すぐ売れば高く買います」などと急かす業者には要注意。
→ その場で契約せず、まずは家族や専門家に相談を。

A 契約書・重要事項説明書は必ずチェック
専門用語だらけでも、理解せずにハンコを押すのは危険です。
→ 不明点があれば専門家に確認を。

B 査定は複数の業者に依頼する
1社の査定で即決せず、複数の相場を比べて冷静に判断を。
→ 査定内容に納得できるかが重要です。

C 所有不動産の名義を把握しておく
「相続したつもり」でも、登記が済んでいなければ名義人は変わりません。
→ 放置は将来の大きなトラブルに。

D 管理費・固定資産税は滞っていないか
支払いの滞納は、後々の売却や相続に大きく影響します。
→ 定期的なチェックを習慣に。

E 空き家になっていないか、放置していないか
誰も住んでいない家はすぐに老朽化し、行政からの指導対象になることも。
→ 草木や外壁の状態にも注意しましょう。

F マンションの管理体制を確認
修繕積立金の不足や、管理組合が機能していないマンションは資産価値の低下を招きます。
→ 理事会の運営状況もチェック。

G 共有名義のままになっていないか
相続人との共有状態では、売却・賃貸などに支障が出やすいです。
→ 早めの名義整理や遺産分割がカギ。

H 「不動産投資話」に冷静に対応する
「節税になる」「年金代わりに」と勧められても、根拠のない話が多いです。
→ 数字の裏付けがあるか、リスクは何かを確認。

I 気になるときは、すぐ専門家に相談を
「もしかして…」と思ったら、放置せず一歩踏み出すことが大切です。
→ 司法書士・弁護士・行政窓口などを活用しましょう。

不動産に関するトラブルは、「気づいたときには手遅れ」ということが少なくありません。だからこそ、早めの確認と信頼できる専門家への相談が何よりの予防策です。
当事務所では、不動産・相続・登記・名義整理など幅広く対応しています。気になることがあれば、まずはお気軽にご相談ください。
あなたの財産と安心を守るお手伝いをさせていただきます。